坪井香譲の文武随想録

時に武術や身体の実践技法に触れ、時に文学や瞑想の思想に触れる。身体の運動や形や力と、詩の微妙な呼吸を対応させる。言葉と想像力と宇宙と体の絶妙な呼応を文と武で追求。本名、繁幸。<たま・スペース>マスター

2016-01-01から1年間の記事一覧

ブログ再開

しばらくブログを休んでしまいましたが、その間稽古内容は私なりにはとても進化していました。それは、劇的な程の変化を伴う程で、むしろ、書いて記録し、報告する方がどうしても遅くなってしまう程でした。 その内容の一部は後述する、この程完成したテキス…

肉体と芸術創造  芸術におけるもう一つの視点(後編)

存在の呼吸 造型美術──絵画となると、肉体の役割はさらに鮮明となると同時に外面的な動きやポーズと作者の〈内面〉の関係が微妙に呼応してゆくプロセスとその構造がはるかに見えやすくなる。 ポール・クレーは、頭で描くのだ、手で描くのではないというミケ…

肉体と芸術創造  芸術におけるもう一つの視点(前編)

ブログ再開にあたって しばらく休載してしまったブログを続けます。 なぜ休載してしまったかというと、私自身の稽古(身体技法・∞気流法と武術の稽古)に、大きな、予想を超えたような変革が生じたからではないか、と自分では感じています。 それは私の術の…

坪井香譲 サマーディ(Samādhi、三昧)の舞

坪井香譲 サマーディ(Samādhi、三昧)の舞