坪井香譲の文武随想録

時に武術や身体の実践技法に触れ、時に文学や瞑想の思想に触れる。身体の運動や形や力と、詩の微妙な呼吸を対応させる。言葉と想像力と宇宙と体の絶妙な呼応を文と武で追求。本名、繁幸。<たま・スペース>マスター

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「コロナと人間の知」(2)

知の楽しい冒険と戦慄すべき例と 将棋の藤井聡太七段は、僅か十七歳で最強とされる先輩棋士を破ったが、その際の一手は四億通りの手をすぐに解読してしまうA Iでさえ、その手の妙手であることを見抜けなかった、といいます。私も含め何とも言えぬ愉快と魅力…

「コロナと人間の知」(1)

顔をマスクで覆う私たち 色々なことが覆われている 「コロナ」は未曾有な状態に人類を封じているかのようにも思われます。 その特色の一つは雲行きが非常に「曖昧」だということでしょう。曖昧模糊と言った方がいいくらいでしょうか。 大体、この病気の発生…