坪井香譲の文武随想録

時に武術や身体の実践技法に触れ、時に文学や瞑想の思想に触れる。身体の運動や形や力と、詩の微妙な呼吸を対応させる。言葉と想像力と宇宙と体の絶妙な呼応を文と武で追求。本名、繁幸。<たま・スペース>マスター

2014-09-05から1日間の記事一覧

やわらを入れる(第二部)『もうひとつのからだへ』【手のひらと指が世界に接する】の章―〈3〉

リルケの直感と空手道 ここに出てくる〈天〉とは何だろうか。たとえば孔子が、期待していた最愛の弟子顔回に若くして先立たれ、思わず「〈天〉我を見捨てしか」、と嘆いた〈天〉。五十にして天命を知るの〈天〉…。〈天〉は、私たちが俗に神というニュアンス…